REITとは投資家から集めた資金で多くの不動産を所有し、賃貸収入などの利益を分配金として支払うファンドのことです。
基本的に利益の９０％超を分配金にしているので、法人税が免除され、株式の配当よりも高くなる傾向があります。
不動産の選び方も、単一用途特化型と複数用途型があります。
単一用途特化型とはオフィスビル、住居、ホテル、商業施設など一つの用途のみ不動産を所有して運用する方法です。例えば、外国人観光客が増えてるからホテルの収益が期待できると思えば、ホテル特化型を選べるように、不動産を用途によって選ぶことができます。
複数用途型は二つ以上の用途の不動産を所有して運用する方法です。例えば、オフィスと住居の不動産を所有して運用すれば、住居の不動産価格が下落しても、オフィスの賃貸収入が安定していれば、分配金が大きく落ち込むリスクは少なくなります。
取引方法は株式と同じで証券会社の口座を保有していれば取引できます。４ケタの証券コードがあり、指値注文や成行注文もできるので、取引においては株式と同じです。株式と区別されているわけではないので、手数料も原則、同じになります。売買単位はすべて１口なので、最低購入金額がわかりやすいといえます。