作業着は現場にあった素材の製品を導入しましょう

作業着を着る女性

建築現場や工場など、危険と隣り合わせの現場で作業員が着用する衣服が作業着です。作業着を導入する理由のうち大きなものは、作業員を危険から守るというものです。その他にも帰属意識を持たせて結束感を高めるなどの理由もあります。

そんな作業着は、現場にあったものを導入しなければ作業員を危険から守るどころか、かえって危険にさらしてしまう可能性があります。現場によって適した素材の作業着は変わります。どのような現場にはどんな作業着が良いか確認してみましょう。

火を扱う場面では 難燃性の綿素材

製鉄場や自動車工場、金属加工業など、火や熱した物品を扱う現場では難燃性の作業着を用いましょう。綿は吸湿性と通気性に優れているため、夏も涼しく着ることができます。一方で保湿性にも優れているため、冬場は暖かい作業着となります。

火を使う現場であれば、綿100%の作業着がおすすめです。綿100%であれば難燃性であるため燃えづらく、万が一の場合も作業員がケガやヤケドをする心配が薄くなります。また、綿100%作業着は比較的安くコスト面でも優れていることから、製鉄場などのハードワークで消耗しやすい作業着としてはぴったりです。

爆発の恐れがある場面では 帯電防止素材

引火性の蒸気や可燃性のガス、粉塵を取り扱う作業現場では、爆発防止のために換気や除塵を徹底しなければなりません。そのうえで作業中の事故を防ぐために帯電防止素材で作られた作業着を用いる必要があります。

帯電防止素材で作られた作業着は、爆発の危険性がある現場の他にも、繊細でわずかなな静電気ですら破損の恐れがある半導体製作の場でも用いられます。

動きが多い場面では ストレッチ素材

上下に物を動かしたり、重いものを運んだりする運送業や物流倉庫作業員は、ストレスなく業務を行うために生地がよく伸びるストレッチ素材の作業着を導入しましょう。ストレッチ素材でなおかつ通気性が良いものであれば夏もストレスなく働けるでしょう。

もし生地の伸びが少ない素材で作られた作業着を導入した場合、作業の途中で作業着が破れるなどのトラブルに見舞われることが予測されます。

これらの他にも、傷が目立ちにくく耐久性に優れたデニムタイプの作業着などがあります。業務の内容に合わせて適切なものを選びましょう。

さまざまな作業着どこで購入するもの?

自動車修理工今まで、作業着というと専門店での購入・注文が一般的でした。確かに専門店で購入すると品質の高い良いものが得られましたが、その場合気になるのは値段です。そこで近年はネット通販で購入する方法が増えています。ネット通販であれば小ロットでも対応してもらえることが多く、加工の有無なども指定しやすい点が魅力です。