運送業がコスト削減のためにすべき対策

pixta_57106674_S通販で今日頼んだものが明日届き、全国に約5万8,000店舗あるコンビニにはいつ行っても商品が豊富に取り揃えてある。こんな便利な国民生活を支えているのは、言うまでもなく運送業に携わる人々です。もしも運送業に携わる人が減れば、日々の生活の快適性は一気に落ちると考えられます。

とはいえ、運送業者も儲かっているわけではありません。日々さまざまな荷物を取り扱い、中には常温では管理ができないものを発送することもあります。揺らしたり、縦に積んだりしては傷ついてしまうような繊細な荷物を扱うこともあり、荷物量そのものが増えたうえにより丁寧な扱いが必要な荷物を取り扱うとなると、とても現状の運賃では採算が取れないという現状があります。

実際に宅配大手3社といわれるヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の3社は2017年ころに運賃を値上げしています。大手企業ですら採算が取れないというのであれば、それ以外の企業も言わずもがなでしょう。とはいえ運送コストを適正化するためには本当に値上げ以外に道がなかったのでしょうか。

トラックのパフォーマンス低下に注意

運送業で要となるのは荷物を運ぶために使うトラックです。パワーが出やすく、ガソリンよりも燃料が安い軽油を使うディーゼルトラックが使われています。ディーゼルトラックは長らく、環境や人体に悪影響を与える有害排気ガスを出すと考えられていましたが、自動車メーカーの努力もあり、有害廃棄物の排出量は基準値以下に抑えられています。また、全国の自治体が走行できる商業車の基準を設けており、それに該当しない商業車は走行できなくなっています。そのため、現在はディーゼルトラックが健康被害や環境に大きな悪影響をもたらすということはほぼなくなっています。

そんなディーゼルトラックにはDPFという部品があります。これは「ディーゼル・パティキュラー・フィルター」と言い、燃料が燃焼する際に発生する微粒物質を吸着し、排気ガスとして排出しないようにするためのものです。エアコンやガスファンヒーターを使っていると、いつの間にかフィルターが目詰まりしてしまうように、長期間使うことでDPFも目詰まりを起こします。DPFが目詰まりを起こすとフィルターについた物質を燃焼するためにDPF再生を行う必要があります。目が詰まると、トラックの性能を一時的に大きく下げてしまいます。また、フィルター内にある触媒の溶損も機能低下につながるため注意が必要です。

また、目詰まりなどの故障が起こるのはDPFのみではありません。エンジン内部も燃料の燃えカスなどが付着し、本来の性能よりも下がってしまうことがあります。エンジンの性能が下がった状態で業務を行うのは効率的とは言えません。

日々のメンテナンスが重要です

そこで、日ごろから意識してメンテナンスを行うことをおすすめします。DPFを含め、エンジンの各パーツを効率的に洗浄できるクリーナーを導入することで、トラックのパワーダウンを避け、効率的に業務にあたることができます。ディーゼル車のDPFクリーナーをお探しなら、アドヴァンテージエンジニアリングがこちらで販売しているディーゼルプロやDPFクリーナー350°がおすすめです。